まとめ
Large Send Offload V2 (IPV4) を Disabled にすることで解決した。
(人によって解決するかは変わると思うので、解決しなくても悪しからず。)
Large Send Offload V2 (IPV4) の設定方法は緩和方法にかいてある。
問題提起
J:COM 光を契約しているのですが、ダウンロード(下り)アップロード(上り)はそれぞれ 300Mbps, 5Mbps でした(記憶が定かではありませんが、2年ほど前に楽天光でも同様の結果になっていたと思います)。環境は、デスクトップパソコン(自作)、有線接続、windows 11 です。
2025年3月中旬まではこんなものかと思っていました。しかし、諸事情によりモデムから直接つないだところ、上りが200Mbpsほど出てしまいました。これは考えずにはいられません。
調査と結果
問題を特定するために次のことを行いました。
- ノートパソコン、スマホ(ともに無線)で測定
- デスクトップの有線LANを無効にし、無線接続で測定
上りの結果は1のとき 200Mbps ほど出て、2では 3 Mbps しか出ないということでした。つまり、デスクトップの問題ということになります。
さて、ネットワーク関連のトラブルなので、当然ネットワークドライバや LAN チップに行くわけです。
緩和方法
結論から言えば、原因は PC に搭載されている LAN チップである、I225-V でした。どうやら初期から問題が出ていたようです(を参照)。Missing Error Intel I225-V/I226-Vの不具合と対処の備忘録 に書いてある対策(③は項目がなかったためできていない)を行いましたが、全然変わりませんでした。その後、Intel の公式から出ている Intel® Ethernet Controller I225-V Upload Speed Shows 1Mbps を参照し、Large Send Offload V2 (IPV4) を Disabled にすることで解決しました。
上りが 200Mbps になりました。
Large Send Offload V2 (IPV4) の設定にアクセスするには、「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」→左の欄の「アダプターの設定の変更」
ウィンドウが開くので、「イーサネット」(I225-V が書いてあるやつ)を右クリック→「プロパティ」→「構成」→「詳細設定」。この詳細設定の所に Large Send Offload V2 (IPV4) の欄があります。
P.S.
タイトルが「緩和」というワードなのは、Missing Error Intel I225-V/I226-Vの不具合と対処の備忘録 にある記述をもとにしている。ただし、Intel® Ethernet Controller I225-V Upload Speed Shows 1Mbps には “Resolution” とあるので、2025年3月26日時点では(Intel にとっては)解決済みということなのかもしれない。
保険
上記方法でうまくいかなかった場合の保険として、私の環境を少し書いておく。
- マザーボード z690 unify
- CPU 12900K
- GPU 3080Ti
- ルーター ASUS RT-AX3000
- 有線接続
- Windows 11
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